神聖な空間。亡き愛する人へ思いを馳せたいときに、この曲を。
時が流れても、ふとした瞬間に、愛する人と共に生きた時間に、戻りたくなることもありますよね。
悲しみの深さは愛の深さ。忘れようとしなくてもいいんです。
心が求めるままに感じれば、寂しさがぬくもりに変わるのですよ。
あかり灯
陽の射す道筋が
キミの居所を示すかのように
ボクの視線を誘い出す
一歩と一歩が重なって
ボクらが生きた足跡となり
雨水が溝をさらうまで
ボクらの道は続いていた
ここにあるのか
ここにないのか
消えた白息に尋ねては
応えようのない頷きに
ボクは満足できるだろう
キミが残した あかり灯は
千の数を疾うに超え
今なおここに
ここにある
♠ composer’s note
「生と死」。生きていれば、このテーマをじっくり考えることもある。亡き愛する人を、ふと思い出して、「会いたいなぁ」と思うこともある。
消えていった命と、共に歩んだ残された命、2つの命の物語り。 葬送の雰囲気も漂うこの音楽は、悲しいというよりも、厳かな中に激しさもある、人生の重みが詰まっている。
ピアノ1本とは思えないほどドラマティックな音楽。心に眠る人たちがもたらしてくれたもの、そして、同じ時を生きた時間の長さに関わらず、人生に接点を持つことができたことに、感謝を捧げよう。
ホッとできる、音楽を♪
曲名:あかり灯 The Shrine Torch
発売日:2015.04
曲の長さ:6’57”
主な楽器:ピアノソロ
♪ 同カテゴリーの音楽: 侘
♪ その他のピアノソロ