TOMO SAKAI

霧雪 Snow Grains / op.014


 

降りそそぐ雪。心に空いた穴を埋めたいときに、この曲を。

人生には、孤独だと感じる瞬間がありますよね。
たまには、心の一人ぼっちを味わってもいいんです。

冷えた心だからこそ、同じ時を生きる人のぬくもりに、気づくことができるですよ。

 

 

霧雪

 

白色が濁った絵の中に
ひっそりたたずむ
一本の木

 

来る日も来る日も
ほっそりとした枝を守りながら
サクラ色の世界を夢見ている

 

ふわりと霧雪、舞い降りて
真っ白なカサブランカの
いくつもの花束、咲かせてみれば
溢れる明かりに、ふと気づく

 

雪花を散らせ
そよ風が目を覚ますとき
本物の花が咲いている

 

 

composer’s note

霧雪が木に付着すると、まるで真っ白な花が咲いているように見えるそうだ。 

ちょっぴり孤独な木は、憧れを抱きながら冬の時代を過ごしている。でも実は、冬の間も立派な花が咲いていて、いつの間にか満開の花を咲かせている。

そんな物語りは、まるで夢を追いかける人の成長のよう。

自然も人も、その人生に通過点なんてない。その一瞬一瞬が、なくてはならない瞬間で、その集まりが人生。

冬から春へと移り変わるピアノソロ。冬を生き、春を迎え、大切な「いま」を味わう。

ホッとできる、音楽を♪

曲名:霧雪 Snow Grains
発売日:2013.03
曲の長さ:6’56”
主な楽器:ピアノソロ

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