新曲のピアノソロできました。
以前書いた記事「木に、会いに行く。」 ↓
鶴舞公園にある、この柳の木からいただいた音楽が、ようやく完成した。
柳の木の下に佇んでいる時と、同じ感覚になれる音楽。
それは、サラサラとした心地よい風が、私という肉体を通り抜けて行くよう。
柳の木と風は、切っても切れない関係で、人間の目には見えない「風」というものを、視覚化してくれるのが柳の木だと思う。
背高のっぽなのに、幹は意外にほっそりとして、威圧感がまったくなく、とても優しい木。
ただ寄り添って、守ってくれる。
木には、無数の精霊たちが宿っている。
そして、精霊たちは歓喜で踊っている。
そんな姿は見えないけれど、そう感じてならない。
木霊たちは、歌い、踊り、そこには幸せのエネルギーが溢れている。
ピアノの飛び跳ねた一音一音が、木霊たち。
そして、連なる音が、優しく流れるような風。
目を閉じて、音に身を委ねれば、きっと、風が通り抜けて行くのを感じられるだろう。
いつだったか、ちょうど剪定された後で、散髪を終えたみたいにスッキリしていた。
鶴舞公園を管理してくださっている人たちにも、感謝です。