音和邸♪ 作曲家 TOMO

「さくら散るらむ」 op.015

 

 

桜吹雪。心のモヤモヤを吹き飛ばしたいときに、この曲を。

人生には、頭では分かっていても、どうしても一歩を踏み出せないこともありますよね。
ときが来れば花が散るように、心の中にもタイムリミットを作ってもいいんです。

季節が変われば、新たな芽が出てくるものですよ。

 

 

「さくら散るらむ」

 

ほんの十日前
まだら模様の鯉泳ぐ小川の上に
絡み合った小枝がアーチをつくり
冬の風が流れていた

キミのつぼみが膨らむことが
ボクの喜びとなった
キミは美しかった
声が出ないほど、美しかった

始まりを迎えるそよ風が
初恋色の花びらをさらってゆく

足しげく通うのをやめてから
時はどれだけ流れただろう

あるはずのない淡い色のじゅうたんが
キミの元にだけ残してある
飛ばされまいと枝で囲い
キミはボクの帰りを待っていた

キミの散らした花びらに
幾年の思い、抱えてた?

キミの命がはかないと
知っていながらボクはなぜ
立ち去ったのだろうか

一片ひとひら落ちるたび
胸が苦しくなるんだよ
散りゆく姿 見届けるほど
ボクの心は強くない

さくら、さくら、さくら散るらむ

 

 

composer’s note

日本の春の象徴とも言える、美しい桜。桜の花の命は、本当に短いもの。風に花が飛ばされ、雨に打たれて花びらが地面にくっつく姿を見ていると、「惜しいなぁ」と、残念に思ってしまう。

ついこの間まで枝だけだったというのに、少しこちらが気を抜いている間に、もう散ってしまっている。 そんな桜は、独特の華やかさと、せつなさを持っていると思う。いったいどんな思いで、桜は花を咲かせているのだろうか。

いさぎよく捨てる勇気。桜の花びらが散り行く音楽。心にある捨てられなかった思いを、花びらと一緒に手放そう。

ホッとできる、音楽を♪

曲名:さくら散るらむ Cherry Blossom – a moment of beauty
発売日:2013.05
曲の長さ:5’35”
主な楽器:ピアノ・オーケストラ

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