情熱的な愛。遠く離れた愛しい存在に、無性に会いたくなったときに、この曲を。
惹かれあう相手に、ようやく会えた喜びは、特別な感動がありますよね。
たまには、心の叫びに振りまわされてもいいんです。
心に素直になれば、いつでも必ず会えるのですよ。
お待ちして
おりました
美しい。
さすが
紅葉の名所だというだけある。
赤黄茶の葉たちが
互いに重なり合って、
さわさわと風に揺れる。
美しい。
けれど、声が、聞こえない。
ここじゃなかったのか?
「あなたをお待ちしています。」
耳もとでそっと
ささやいたようなあの声。
慌てて車を
とばしてきたというのに。
無心にあの声に
導かれてきたつもりだったのに。
いや、待てよ。ここじゃない。
ついさっき通り過ぎた
道端のあの木。
黄色の葉のカケラが光って、
まるで涙の粒のように
落ちてきた。
あれは、
ここだと知らせていたのか。
急げ!
「お待ちしておりました。」
声が、聞こえる。
「ごめんよ、通り過ぎて。」
「でも、
もどってきてくれました。」
「ありがとう。」
♠ composer’s note
岐阜県に、恵那峡という紅葉の名所がある。
車でそこへ訪れる途中のカーブの道に、 それはそれは美しい黄色を輝かせる木があった。
いわゆる紅葉の名所も美しいけれど、 通りすがり、ほんの一瞬だけ見たその木が、どうしても心から離れない。まるで一瞬に恋に落ちたかのように、愛しい木に会いたくなる。
大好きな場所。
待ち焦がれる木に会いに行く、愛の物語りの音楽。大切な場所を思い描き、心で旅をしよう。
ホッとできる、音楽を♪
曲名:お待ちしておりました I Have Been Waiting for You
発売日:2011.10
曲の長さ:6’02”
主な楽器:ギター・オーケストラ
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