七色の空。歩いてきた道を振り返りたくなったときに、この曲を。
生きていれば、人生を見つめたくなるときもありますよね。
 何を考え、何をして、誰とつながり、どう生きてきたのか。昔のあなたを思い出してもいいんです。
あなたは、あなたの足で、随分と遠くまで歩いて来れたことに、気づけるものですよ。
笑色の空に
北の果ての田舎町は
 青々とした木々
 こじんまりとした家
 虫と鳥のさえずり
油絵のように
 じっとそこに居座っている
戻ってくると
 知っていただろうか
 また帰ってくると
 待っていただろうか
涙色の空が
 笑色の空に
同じ景色が
 同じでない
色メガネの向こう側は
 何も変わっていなかった
流れた年月が私を育て
 今、
 やさしい風が
 包み込む
♠ composer’s note
「コスモスの咲く丘で」(op.11)の姉妹編。その舞台となった、北海道深川市の丘に、なんと、10年ぶりぐらいに同じ場所に立つことができた。10年ぶりのお気に入りの場所は、久しぶりに恋人に会うような感じがして、すごくドキドキしながら訪れた。
前回は秋、今回は夏。季節が違うのでコスモスもなく、景色は多少違ったものの、肌で感じる風、遠くまでの眺め、「あぁ、10年前と変わっていないのだなぁ」と、しみじみ・・・。同じ年月の間、随分と色々な面で成長して変わった自分が、変わらない景色を見ている。なんとも感慨深いもの。いつまでも変わらないでいてくれる嬉しさがある。
時の流れは人を成長させるもの。たとえそれがどんな道だったとしても。全受容のやさしい音楽。歩んできた道のりをゆっくり見つめて、その道を認めてあげよう。
ホッとできる、音楽を♪
曲名:笑色の空に Tinted Sky
 発売日:2016.01
 曲の長さ:7’03”
 主な楽器:ピアノ・ギター・オーケストラ
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