「小説を書くことは誰にでもできる。小説家であり続けることが難しいんだ。」
そんな村上春樹の言葉は、作曲にも当てはまると思う。
「作曲してます。」
て言うと、たいてい「スゴイですね!」と返ってくる。
でも、作曲だって、誰にでもできると思うし、人は、自分がやらないことができる人を見ると、スゴイ!って思うだろう。
作曲家であり続けること。
難しいのかな?
それは、「○○家」の定義によるのかも。
日本語の芸術家という意味には、作品を収入源とする人、という意味があるっぽいけれど、英語のアーティストはちょっと意味が違うともある。
どこかの国で、絵を好きで描いているプロでない人が、自分のことを「ボクはアーティストなんだ」って言ってて衝撃だった、とどこかに書いてあった。
あらためて、本来は誰もがアーティストだよな、と思った。
きっと誰もがクリエイティブな瞬間を持っている。
何かを表現したい!
何かを作りたい!
自分というフィルターを通してこの世界から何かを感じたとき、人は何かを表現する。
既にこの世界にあるものでは物足りない、と感じたとき、人は何かを生み出すのだと思う。