音和邸♪ 作曲家 TOMO

「爽」

「白砂の色」 op.034

さらさらと風に流されて ころころと変わる気分で 形を作っては惜しげもなく壊して遊ぶ 何億年と生き続けた カブトガニの証人が 波打ち際で鎧を脱ぎ捨てた時…

「風薫る」 op.030

「ヨイチョ!ヨイチョ!」 かけ声とともに 繋いだ手のひらが ほんのり汗ばんでいく 腰ほどある高さの階段を 一段一段のぼるキミに 歩みを合わせたあの日…

「波際の向こうへ」 op.027

ニセモノの地図を装った 行き止まりを見せないキミの姿 並々の模様をつけて膜を張り あちらこちらで金色の筋を受け入れながら 遥か彼方まで水面を貫き…

「鯉流るる」 op.022

洗濯した白いTシャツが、風に流されて飛んでいった 新緑の木々の葉が、さわさわと音を立てるたび、尾を一斉に天へ舞い上がらせた鯉が、やさしく手招きをする…

「海から」 op.017

足に刺さる珊瑚が太陽の光をはね返し 水際へと誘う 波がそっと押し寄せて ふくらはぎに まとわりついては去ってゆく 幾度も、幾度も。波に呑まれて広がった…

「麦穂のワルツ」 op.009

若葉色の麦が、いっせいに揺れる ちらりと覗かせる小麦色 ゆらゆらと、毛羽立った穂が うっすらと付いた足跡を追う ちょうどよく盛り上がった土に腰掛け 麦穂のダンスの鑑賞会…

「Lovely Salt Breeze」 op.008

太陽が真上に来たとき、その風は吹く 海をなで、浜辺の砂を散らし、いくつもの足跡を追って 小道をかけ抜ける 500メートル離れた街中へ、潮の香りを漂わせ…