TOMO SAKAI

麦穂のワルツ Waltz of the Wheat Fields / op.009


 

風に乗る。心をふんわり軽くしたいときに、この曲を。

前へ進みたい気持ちが大きいほど、力が入ってしまい、頭や心が煮詰まってしまうこともありますよね。
ふっと力を抜いて、自然の流れに身を委ねてみてもいいんです。

自分を信じて流れを受け入れることが、シンプルな道への近道なのですよ。

 

 

麦穂のワルツ

 

若葉色の麦が、
いっせいに揺れる

 

ちらりと覗かせる小麦色
ゆらゆらと、毛羽立った穂が
うっすらと付いた足跡を追う

 

ちょうどよく盛り上がった
土に腰掛け
麦穂のダンスの鑑賞会

 

踊る麦をリードする
わたしの髪は指揮者のよう

 

一面に広がるじゅうたんの上で
プリマドンナになりたい

 

 

composer’s note

麦穂といえば、どこのメーカーだったか、食パンの袋にプリントしてあった気がする。

そんな麦穂が風になびく様子は、街中ではなかなか見る機会もない。春に見られる若葉色のたくさんの麦は、とてもキレイだそう。

想像してみよう。プツプツとした穂先がアチラへ、コチラへと揺れる様子は、まるでダンスのようじゃないか!

牧歌的で軽やかなワルツ音楽。爽やかで、心を解き放って踊りだしたくなる。

ホッとできる、音楽を♪

曲名:麦穂のワルツ Waltz of the Wheat Fields
発売日:2012.06
曲の長さ:4’51”
主な楽器:ピアノ・オーケストラ

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