TOMO SAKAI

Lovely Salt Breeze / op.008


 

異国の小さな街。気分爽快になりたいときに、この曲を。

知らない街で感じる風は、なんだかとっても心地よくて、ウキウキしますよね。
心の窓を開けて、歌いながら通り過ぎる風を感じてみてもいいんです。

何でもない日にウキウキ、ワクワクすることは、あなたが幸せな一日を選択することなのですよ。

 

 

Lovely Salt Breeze

 

太陽が真上に来たとき、
その風は吹く

 

海をなで、浜辺の砂を散らし、
いくつもの足跡を追って
小道をかけ抜ける

 

500メートル離れた街中へ、
潮の香りを漂わせ
「ああ、ここは海の街だったな」
と気づかせる

 

色あせた看板、小さな劇場

 

この街の人々のように
仕切りのないカフェでは、
時計の針よりも
ゆっくりな時間が流れる

 

30度に太陽が傾く頃
街を潤した潮風は、
そろり、そろりと帰ってゆく

 

コンパクトなこの街が豊かなのは、
人のせい?
海のせい?

 

きっとこの潮風
Lovely Salt Breeze

 

 

composer’s note

ニュージーランドの旅から。

ニュージーランドの首都、ウェリントンという街では、とても心地よい潮風が吹く。ニュージーランド人に「ウェリントンへ行く」と言うと、「Windyなところよ」と返ってくる。時には激しく、時には優しいその風は、小さな街の一部となっている。

ここには、ゆったりとした時間が流れている。同じ時間を刻んでいても、お国柄や土地柄で、時間の流れが変化するのは不思議だ。

ほのかな潮の香りが漂う、素敵な“風の街”の音楽。その街のオープンカフェにいるような気分で、時間の感覚を変えて、くつろいでみよう。

ホッとできる、音楽を♪

曲名:Lovely Salt Breeze
発売日:2012.03
曲の長さ:4’25”
主な楽器:ピアノ・ギター・オーケストラ

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