こんにちは!ヒーリングアーティストのトモです(*´∇`)ノ ♪
前回の記事の続き、オーストリアのテラピー施設で、「Ganzkörperkälte therapie」という、
極寒マイナス110度の部屋に水着で3分間入るテラピー。
気合を入れてエイヤッ!と部屋へ。
ひとつ目の部屋で、クーラーがきいてる部屋みたいな寒さ。
ふたつ目の部屋で、「さむっ!!」といった寒さ。
いよいよ3つ目の-110度の部屋へ。
さっむ~~~~~~いっっっ(ノ◇≦。)
小部屋の中を、音楽に合わせながら椅子取りゲームみたいに輪になって歩く。
寒いを通り越して肌が痛いっY(>_<、)Y
手足がヒリヒリヒリヒリ。
ガイコツみたいに歯はガチガチ。
だんだんカチコチになったロボットみたいになって、床に足を下ろすたびに「カチン、コチン」と音がする。
体が凍ってくるのがわかって、必死で手足を振り上げる。
「すぅ~~~~~、ハァ~~~~~~、すぅ~~~~~、ハァ~~~~~~!!」
鼻が冷えて息がうまく吸えなくなってきて、よけいに苦しくなってくる。
テラピストのデイビッドの「30秒!」とアナウンスが入る。
えぇぇ~~~、まだ30秒(/TДT)/
30秒ごとにアナウンスをくれては、歩いている方向を逆に変える。
3分がとんでもなく長くて、アナ雪みたく凍ってくる。
心の中で、「出してくれぇぇ~~~~~ΣΣ( ̄◇ ̄;)!」と叫びながらも、とにかく必死で手足を動かす。
「3分!」
デイビッドの声が聞こえて、一緒に入っていた女の子が扉を開けてくれ外へ。
手足が真っ赤でヒリヒリヒリヒリ。
あまりの寒さと痛さで放心状態|||(-_-;)||||||
いゃぁ、コレ、効果なかったら絶対誰もやらない。
心からそう思いました。
マイナス110度からすれば、外はパラダイスヽ(;▽;)ノ
その後、心配していたドクターに会うことになっていたので、真っ赤なヒリヒリする肌を見せると、
「あなたには3分はちょっと長すぎるから、2分にしてもらいなさい」
と言われ、ちょっと気楽になった私。
3分と2分では全然ちがうのです。
2分から3分の間に、ぐわっと体が冷えるからかなりキツイ。
「もしそれをやることがストレスになるなら逆効果なので、イヤなら他のテラピーに変えてもいいのよ。」
とやさしいドクター。
心身共にかなりファイトのいるテラピーだけれども、コレが一番効くというのなら、やっぱりやろう!
2分になったし。
オーストリアの美味しいチョコレートを食べてエネルギーチャージ!
毎回憂鬱になりながらも、全6回コンプリートしましたっ\( ̄▽ ̄;)/
他の人たちは、肌は真っ赤にはなるけれど、わりに平気な顔をしているのを見ると、そんなに苦ではなさそうなテラピーです。
たぶん私はそこまで肌も強いわけでもなく、他の人たちより細い分、冷えが半端なく肌にダメージを受けて、それのヒリヒリがひどかったような感じです。
でも、同じテラピーを受けた人たちに「どう?」と聞くと、みんなが「効果ある!」と答えていて、続けてやりたいという人も多かったです。
私と同時期にテラピーを受けに来ていた人たちは、だいたいリウマチか膠原病の人たちでしたが、スポーツ選手も来るそうですよ。アドレナリンが出るようです。
私自身はといえば、多少効果はあったような気がします。
というのも、他にも色々テラピーを受けていたのと、普段と違ってかなりハードな日々を送っていたので、どれがどう効果があったのか、というのがよく分からないのです(^▽^;)
ただ、睡眠不足の毎日で、1日も休む暇もない日々を乗り切れた、ということが、以前の体では到底不可能だったのを思えば、相当体が良くなったという、何よりの証拠だと思います。
少しずつでも、出来ることが増えていく。
体がラクになっていく。
それって、本当に嬉しいことです。
テラピーは即効性はありませんが、根気と前向きな心を持って取り組めば、自然治癒力を引き出すとても良い治療だと思います。
オーストリアのテラピー施設で出会った人たちは、年配の方が多かったのですが、テラピーの力を借りながら、自分の体に責任を持つ、前向きな人たちでした。
自分に合ったテラピーをドクターと選んで、オリジナルのテラピーレシピで受けられるというのは、とても魅力的だと思います。
オーストリアのテラピー、機会があればぜひ(^▽^)/