TOMO SAKAI

波際の向こうへ Over the Shiny Lake / op.027

 


 

 

波際の向こうへ

 

ニセモノの地図を装った
行き止まりを見せないキミの姿

 

並々の模様をつけて膜を張り
あちらこちらで
金色の筋を受け入れながら
遥か彼方まで水面を貫き通していた

 

雪景色になんか
けっして呑み込まれない
凛とした心意気は
盛夏の中でもほとばしる

 

それでも太っ腹のキミは
穏やかさだけを見せつけ
キミとのつながりを教えてくれた

 

四万年の歴史の中で
いくつかの点として出会ったことを

 

ここに在る
その理由(ワケ)を

 

揺り篭のように
滑らかに
小船を揺らしながら

 

 

composer’s note

北海道の新千歳空港から西の方へいくと、支笏湖という湖がある。
海を眺める時のように、その先が遠くどこまでも永遠に続くかのような、巨大な湖。

最北の不凍湖だというその姿は、真夏ですら圧倒的な威力を感じさせ、天からの陽が、少し傾斜をつけながら一直線に何本も水面に射し込む。心のモヤモヤをさらっと流してくれるような神聖な雰囲気を漂わせている。歴史の深みをも感じるひととき。自分が世界のただの点のように思えてしまう。

弦楽器が華々しい、壮大な音楽。水を背に、湖にぷっかり浮いて、心のノビをしよう。

ホッとできる、音楽を♪

曲名:波際の向こうへ Over the Shiny Lake
発売日:2016.04
曲の長さ:7’35”
主な楽器:ピアノ・ストリングス

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