体のケアをするときに、食事を見直すのは、とても良いこと。
もともと健康食に縁遠かった人も、外食三昧だった人も、逆に食には結構気を使っていた人も、あらためて食を見直すと、本当に体に良いのか見分けがつくようになる。
食事療法っていえば、イコール体に良い食べ物、って感じがするけれど、実は一概にはいえない。
世の中に「絶対」なんて存在しない。
だから、健康な食べ物だから安全、って安易に考えるのはちがう。
そもそも食事療法をする目的は何か?
体に良さそうだから?
食べた方が良さそうだから?
病気を治したいから?
答えは、自分のカラダが本来の働きを取り戻すことで気分イイから。
本来の自分自身であることが、最も正常な状態。
気分良くなるために食事療法をするのに、「健康になるから!」と嫌いなモノを食べて苦痛を感じたり、「毎日食べなくちゃ!」と続けることにストレスを感じたりしていたら、それはまったくの逆効果。
病気の大敵はストレス。
だから、ストレスを感じる食べ物は摂らない方いい。
逆に、「コレを食べたら体に良くない」と思ってガマンすること。それもストレスになるなら逆効果。
人間って不思議なもので、「○○しちゃダメだ!」って禁止しちゃうとかえって気になったりしたくなったりする。
あんまり体に良くなさそうだな〜
でも好きなんだな〜
そんな時は禁止しないで、食べたかったらいつでも食べてオッケー、って自分に許可しておく。
そうすれば、不思議とそこまでこだわらなくなるし、ちょっと控えめに食べたり、たまに食べるくらいに抑えられる。
それに、もし本当にカラダに良くないのに大好きなモノがあったとしたら、私自身はこう考える。
それを食べたせいで寿命が2年縮んだとしても、一生我慢して長生きするより食べた方が絶対イイ、って。
そして大事なのは、大好きなものを食べたときに、その喜び、満足感をしっかり味わうこと。
「わ〜〜〜!めっちゃ美味しい〜〜〜!!!」
って。
そうすれば、心が満たされて元気になり、その元気さが体に反映される。
食事療法で、どの食べ物をどう食べるか以前に、この、ゆる〜いルールを身につけておくことが、とっても大切なんです。
完璧に取り組もうとしない。
やれない時はやらない。
やりたくない時はやらない。
やりたい時だけやる。
ストレスを感じたら速攻やめる。
食事療法の鉄則です。