作曲の仕方が、今と昔とでは随分と変わった。
音楽を創るときには、色々なルールがある。
「理論があるんだよ」って人に話したら驚かれたから、知らない人も多いのかもしれない。
構成とかキーとか拍子とか、色々あるけれど、特にクラシックでは、この音はこっちへ動くのが正しい、といった理論もある。
例えば、話に起承転結があるように、音楽にもそういった起承転結があるし、ひとつの音楽としてまとまるように、モチーフという小さな音の連なりを、1曲の中に散りばめたりもする。
作曲はまるで、パズルのよう。
でも最近は、音が動きたい方へ自由に行かせてあげて、音にお任せしている。
昔みたいに頭では考えない。
音を聴いてあげて、どう進みたいのか、を読み取ってあげる。
「そろそろテーマに戻りたいなあ」って意識していたら、今日も音が勝手にそこまで繋げてくれて、想像とは違うテーマの出現に感動してしまった。
自分の状態を純度100パーセントに、って、やっぱりそれだけ意識していれば良いみたい。
美しい音楽になりつつあります♪