TOMO SAKAI

自分の純度を高める 2

 

純度が高い、ってどういう状態?

 

純度を高める、ってどうするのか?

 

 

純度が高い状態というのは、フラットさを保てているとき。

 

 

自我がない、なんていうと随分立派な感じがするけれど、「無」に近いのかな。

 

 

たぶん、禅とかと似ているんだろか。やったことないからわからないケド。

 

 

イメージ的には、海の波が静かな状態かな。

 

波って、風の強さや向きで変わるし、満潮干潮でもちがうだろう。

 

人の心のように、激しいときもあれば、穏やかなときもある。

 

心の波は、本来は自分でなんとでも変えられるはず。

 

 

私はジュースなら、必ず氷なしの100%ジュースしか飲まない。砂糖とか炭酸とか入ったものは好きじゃない。

 

でも、いくら100%でも、濃縮還元とストレートとじゃ、全然美味しさがちがう。

 

ストレートは、もとの素材をほぼそのままカタチを変えてあげている。そっちの方が純度が高い。

 

混じりけが少ないってこと。

 

 

私が目指しているのは、そんな100%ストレートジュースのような曲づくり。

 

 

純度を高めるっていうのは、人間的に善人になるという話じゃない。だって人間だもの。完璧な人間なんてありえない。

 

むしろ人間もこの世界も、不完全だからこそ、モノは生まれる。

 

 

私が純度を高めるためにやっていることは、自然の声を聴く、ということ。自然の流れに沿うということ。

 

 

今は天気も予報を見れば教えてくれる。でも、そういったデータだけを気にするのでなく、風を感じてみる。太陽の光のエネルギーを感じてみる。木々の揺れ方を眺めてみる。

 

 

そして、目の前の世界から、何かを読み取ること。

 

 

私にとってはそれが一番自然と一体になれるんだ。

 

 

雑音をシャットアウトし、心に静けさをもたらす状態を持つこと。

 

 

今、ココ、を全身で感じる。

 

ただ何かを感じてみる。

 

 

もともとは、自然治癒力で病気を治そうとしていたときに、体の声に耳を傾けるようにしていたことから、目に見えない何か、の声を聴こうとするようになった。

 

 

ありがたいことに、私の場合は、いくら心の波が激しくても、音楽を創る作業を始めると、心がすぅーっと静かになる。

 

それがなんとも心地よくて、それ以上の癒しはない。

 

癒しの音楽を創りながら癒される。

 

 

その向こうにあるエネルギーのおかげです。

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